基本的に何歳でも矯正治療は可能です。40代~60代の方でも治療は可能です。 治療が可能か否かは、歯周病などお口中の状態によります。ご自身が治療可能かどうかを知りたい方は、矯正歯科医に相談してください。
個人差はありますが、成人の矯正の場合は、歯の動き始めに通常多少の痛みを伴います。歯に数十グラムから150グラム程度の力(矯正力)を加えて移動させます。その時、歯の周りの組織を圧迫しますので痛みとして感じますが、治療後2〜3日目くらいがピークです。歯が浮くような違和感や鈍い痛み、また噛むと痛いといった症状ですが、この痛みにも徐々に慣れていきます。子供の場合はほとんど痛みを感じない場合もあります。いずれにしろ、生活に差し支えるような事はありません。当院では、そのような不快感をすこしでもやわらげる目的で、必要な場合には鎮痛剤を処方しますので、安心して治療をお受けください。
装置と装置の間に食べカスがたまり、歯を上手に磨けるようにならないと、虫歯になってしまうこともあります。しかし、しっかりと歯磨きができるようにブラッシングカウンセリングを行い、正しい歯磨きさえしっかりできれば、矯正治療中でも虫歯を予防することは可能です。
治療の第一選択は抜歯をしないということであるのは当然のことです。最近は材料・装置の進歩により非抜歯治療の可能性がたかくなってきました。しかし、精密検査の結果、顎と歯の大きさのアンバランス、骨のずれの量、口元の突出がある場合は抜歯をした方がより良い咬み合わせを獲得できると診断された場合は、永久歯の抜歯が必要になることがあります。抜歯をする事により最善の治療結果が得られるような場合もあります。患者様の希望に添えるよう治療方針を立てていきます。
当院で使用している装置は、目立たないものを使用しております。また、どうしても見えるのがいやという方は、歯の裏側からの矯正治療やマウスピースを使った矯正治療も可能です。
咬みあわせ・歯並び・年齢などによって異なります。通常、平均2年間(1年半〜3年間)くらいですが、その後約1〜2年間ほど“後戻り”しないように保定(メンテナンス)する期間が必要です。
格闘技では、ぶつかって唇の裏側を傷つける可能性がありますが、球技などは特に問題はありません。
矯正治療を始める前にレントゲン撮影を行います。また、痛みどめを服用する方もいらっしゃいます。 妊娠中はホルモンの影響で虫歯になりやすくなったりもします。 基本的にお薦めはしませんが、妊娠中でも矯正治療をしている方が沢山いるのも事実です。 大切なのはご自身で判断せずに、専門家である矯正歯科医に相談することです。
遺伝するものと、そうでないものがあります。遺伝性の不正咬合でも、早期治療により改善が期待できる場合があります。
通常のお食事は支障ありません。ただ、装置にくっついてしまうガムやキャラメル等は控えて頂いたほうが良いです。