裏側矯正装置【ALIASアリアス】
舌側矯正(リンガル矯正)の装置にアリアスという最新の装置が加わりました。従来のものと違い、結紮(けっさつ)という複雑な処置をする必要がなく、毎回の治療時間の短縮が可能となりました。また、歯の動きがよく、痛みも少ないので患者さんの負担も少ない装置です。

歯の裏側につけた装置を結紮(けっさつ)している

アリアスは結紮をしません
【ALIASアリアス】3つのメリット
メリット1 美しい仕上がり
従来の装置はワイヤーを通す溝が長方形でしたがアリアスは世界初の正方形に。 そうすることによって、力のかかり具合をコントロールしやすく、従来の長方形の溝に比べて確実に歯が早く動かせ、仕上がりもより美しくすることが可能になりました。

メリット2 治療期間の短縮
従来の装置はワイヤーと装置を結紮線(細い針金)で結びつけていましたがアリアスは開閉式のブラケットになったことで摩擦抵抗が少なく歯の動きも早く、治療期間の短縮が可能になりました。

メリット3 患者様の負担が軽減
屈曲がなく、細い特殊なワイヤー(ストレートワイヤー下図参照)を使用することで、口の中の違和感が減り、発音がしにくい、歯磨きがしにくいといった負担が軽減されます。

従来の舌側矯正(裏側矯正)

裏側矯正装置【STb】

裏側矯正装置【アリアス】

ストレートワイヤー
*口の中の違和感が少ない

従来のワイヤー
*口の中の違和感がある
なぜ?セルフライゲーションだと歯が早く動くのか?
ALIASアリアスは、「ローフォース・ローフリクション(Low-force, Low-friction)」といいワイヤーの張力が弱く、摩擦が少ないシステムだからです。
従来はワイヤーを装置にしっかりと固定し、強い張力で歯を動かすという考え方が常識とされてきました。しかし、1990年代半ば、アメリカのデュイット・デーモン博士が「歯とその周辺組織(歯根膜、歯槽骨)は緩やかな力を加えた方が生物学的に早く歯が移動する」という効果を発見。セルフライゲーションシステムを考案しました。
